例会報告

new 2010年4月例会報告

 学校図書館は、その役割が重視されながらも、必ずしも充実しているとはいえない現状です。その解決策として、学校図書館と学習のかかわり、子どもたちに本をどうつなぐか、人的要因(司書教諭、司書、ボランティア・・・)などについて継続して考えていきたい。
話題になった事柄

○ 今年度前半の活動内容の確認
4月 蔵書・選書 5月 調べ学習 6月 ブックトーク、ブックリスト

○ 学校図書館の蔵書・選書
蔵書・選書の活動は学校図書館の最も重要な活動である。名古屋市においては、購入図書費については不自由しないが、ほとんどの学校の図書室が、1教室と廊下分という広さしかないことや人的援助のないことが大きな問題である。
購入に当たって、相談する人があまりいないなか、常に廃棄本のことを念頭におきながら行わなければならない。近年、小規模校が増え、図書館担当者が実質1〜2人の学校が多くなり事態は深刻化している。
参考資料は、市選定目録、SLBC、県図書館児童室・ティーンズコーナーそれぞれの広報誌、冊子、鶴舞図書館児童室の広報誌、冊子、雑誌「子どもの本棚」、「学校図書館速報版」、各種新聞の案内など各種あり、丹念に見れば大変参考になる。特に文学関係以外の本については情報収集が大切である。公共図書館の資料は大変参考になる。
配架や展示しだいで図書室の雰囲気は変わるし、本の紹介に力が入れられれば利用状況は劇的に変わる。これらの活動も基本的に充て職の司書教諭1人だけの活動には限界がある。そのためにも司書教諭の専任化(活動保障)や司書の配置が望まれる。
こうした現状を考えと何らかの支援体制が必要である。
 なお、委員会から発行された「なごやっ子のおすすめ100冊」について、内容や活用法も話題となった。

6月のブックトークのテーマは、「海」として各自の案を持ち寄る。
7月ブックトーク実演会?

「としょかん再発見」通信の発行
多忙のうえ、相談する人があまりいないなか苦悩している学校図書館担当者を支援するため、会の活動内容を定期的に紙面で伝えることを決定した。内容は、学校図書館の活性化に役立つ各種情報とする。第1号は6月上旬発行予定。


11月例会報告  11月14日(土)鶴舞図書館第2研修室


9月例会「宇宙」に続いて、「スポーツ」を主題にブックトークについて話合い、実演、
本の紹介を行った。前回同様、ブックトークの奥深さを参加者全員が味わうことができた。

中学校の立場では、「小学校時に、読み聞かせ、ブックトークなどにおいて、読書への導きが行われていると、中学生になってからの読書への対応が変わるのではないか。特に文学に偏ることなく多様な本を紹介しておく必要があるのではないか。」という意見があった。これは、小学校のとき読書に抵抗がなかった子どもたちが中学校になって本から離れていくのはなぜだろうかという思いからの発言であった。

ブックトークの目的は、本に興味を持たせることであるが、方法については多種多様な取り組みがあることを再確認した。一口に『スポーツ』から思い起こすことは、単純に野球、陸上・・・といった競技だけでなく、栄養、医学、関連職業・・広がっていく。さらには、生き方、夢、・・・無限である。
以下の事例は参加者全員から感嘆の言葉が出たものである。どちらも、多種多様な本を深く理解していないとできないものである。特に導入と結びに注目したい。

橋上さんの実演  「スポーツ」~夢の実現 自分に出来ること〜 中学生向き
1 松井選手の新聞記事  
2 「道は自分で切りひらく 大リーガーたちのチャレンジ」広岡 勲 著 岩波書店
3 「生徒たちの金メダル −夢 輝かせて」参考図書 「夢をつなぐ 全盲の金メダリスト 河合純一」
   「夢 追いかけて 全盲の普通中学教師 河合純一の教壇日記」 河合 純一 著 ひくまの出版
4 「かぎりなくやさしい花」 参考図書 「花の詩画集 花よりも小さく」 星野 富弘 著 偕成社
5 「なりたい自分を見つける!仕事の図鑑4」 「スポーツを楽しみ広める仕事」 あかね書房
6 「じぶん〜あなたへ 9〜」リイフ・クリスチャンソン 文 ディック・ステンベリ 絵 岩波書店

加藤さんの紹介  「ス」からはじまるスポーツなあに? 相撲      小学生向き
1 21世紀こども百科大図鑑 改訂版      小学館
2 夢をそだてるみんなの仕事101 決定版   講談社
3 ヒーローと偉大なる敗者 スポーツ感動物語6    学研マーケティング
4 世界のスポーツ学研マーケティング  5 モンゴルの子どもたち  学研マーケティング
6 かっぱのすもう         小沢 正 文 太田大八 画 教育画劇
7 ねずみのすもう         大川 悦生 作 梅田俊作 絵 ポプラ社
8 はっきよい畑場所        かがくいひろし    講談社
9 かぶとむしのぶんちゃん     高橋博成 さく  仲川道子 さく 童心社
10 日本の神話           松谷みよ子 文 司 修 絵 のら書店

その他、参加者から多くの本が紹介された。本は、無限にあり、とらえ方も、読み方もいろいろある。だからおもしろい。子どもたちにどう伝えていくかが大人の責任であろう。

次回のブックトークの主題は、少し視点を変え、「旅」。多種多様な切り口からお考えください。    22年2月20日(土)を予定。

9月例会報告

夏の研修報告 堀田Tの静岡大会(SLA)
       根本先生、北川先生の講演会より
国立政策研究所 学力テストの結果から 読書にかかわること
今年度の読書週間の取り組み
       山田東 志賀 日比津の取り組みから
学級文庫の構成、内容はどうあるべきか
『宇宙』について
読み聞かせ、ブックトークを意識した本の紹介
参加者全員と紙上《堀田 登倉》から本・ストリーの紹介
竹取物語 星の王子様 宇宙のみなしご〜ホーキングの作品
ガリレオ・・・・・・・ 絵本等多数 
リスト化の予定
次回、橋上さんとマコトさん実演予定《宇宙》
課題は「スポーツ」に関する本
山田東中の「学びの共有」にかんする全校挙げての研究授業
などなど話がもりあがりました。

次回の開催日変更 11月21日から14日へ会場は同じ
                     

7月例会報告

7月 例会報告
H21年7月17日(土) 鶴舞図書館第二研修室 10:00〜12:30

7月30日の会について       打ち合わせ準備のため 9時集合
 ブックトークは以下の予定で行う    
10:00〜堀田  11:00〜近藤
    13:30〜矢野  14:30〜中島 杉山
    15:30〜橋上
 14:30〜中島、杉山はマコトさんの代わりの方です。内容が小学校4年程度なので、となりの読み聞かせにまわる場合も、そのときは橋上さんが2回行う。
 当日使用の本は、本人が持参するかマコトさんに運んでもらう。
 現在、発行されているものは、マコト書店が展示・販売予定。市販されていないものは、本人が持参、又は鶴舞図書館の団体貸し出しで対応する。
 当日、紹介した本、主題については、実演後に印刷物を配布する予定。
 堀田、近藤、中島、橋上の4氏から素晴らしい紹介があり、参加者一同が感嘆した。
 リハーサルを聞き、ブックトークの素晴らしさを再認識し、子どもたちへの本の紹介活動以上の教育効果が期待できることを痛感し、例会で再度取り上げることとする。また、ブックリストのこともあり、定期的に子どもと本のかかわりを話題にすることも確認した。
 今後は、中学校にとらわれることなく学校図書館、読書活動について、現場の悩みを例会で取り上げることも確認した。
小林(元小学校校長)さんから、ブックトークなど読書にかかわる諸活動は、子どもたちのみならず、若い教員の参加が子どもたちへ返っていく機会になるという発言に意を強くした。
今後の例会予定
9月26日(土) 月例会  鶴舞図書館 第二研修室 10:00〜12:30
11月21日(土)月例会  鶴舞図書館 第二研修室 10:00〜12:30

会の後、木幡(愛知淑徳大)枝本(京都外国語大)の両氏と杉戸、登倉が話し合い、学校図書館のもつ可能性、抱える諸問題など、研究者と現場の担当者の交流会をもつこととなった。お二人から、「学校図書館しかできないことがあるはず」という力強い言葉が聞けた。

2月例会(第75回)報告  2月15日(日)鶴舞図書館集会室

                          参加者30数名
2月例会(第75回)では、東海子どもの本ネットワークの方々と「学校図書館」について、以下のような流れで報告・協議をしました。

1、NPO「としょかん再発見」の立ち上げと現状分析 
2、中学校の現状
2、学校司書の仕事 
3、小学校司書教諭の経験から 
4、小学校の実情  
5、ボランティアの実情 

 現在、西尾,知立、豊田、小牧など多くの市町において、形態は様々ながら学校司書が学校図書館に関与し成果をあげている。他の市町村でもボランティア等で様々な活動が展開されている。名古屋市でも司書という名ではないものの、図書館運営の補助等としての活動も報告された。 ボランティアについても、小学校を中心に多くの長年に渡る活動事例が報告された。

 学校現場では、司書教諭が発令されたものの充て職であり、思うようには活動できない現実がある。教育現場は多忙であり、多くの問題を抱え、学校図書館の運営まで、なかなか目が向かないのも事実である。しかし、国をあげて読書推進活動が始まり、従来より読書活動や学校図書館に注目が集まっている。
 
 また、読み聞かせをはじめとしたボランティア活動は広がりをみせている。学校司書の活動や公共図書館と学校図書館の連携などの動きも盛んになっている。こうした動きを個の単位から組織の動きにできると活動がより広がり、教育機関のみならず行政を動かす力になりうるのではないだろうか。読書活動にかかわる多くの者の結集が求められる時期に来ていると感じた。

調べ学習コンクールの審査結果、賞状の発送が終わりました。



1月例会報告

1月例会は「調べ学習コンクール」の審査を行いました。

応募作品は、小学校1校1点、中学校(津賀田、御幸山、天白、植田、新郊、志賀、森孝、大江)8校から181点でした。
優秀作品7点、奨励賞8点を選出しました。

調べ学習では、テーマ決めと仮説を検証していく過程が大切です。今年度は、偉人など人物を取り上げた作品、自然観察などが多かったせいか、仮説を検証し、自分なりの結論を書く部分が弱いという声が審査員から出されました。この点については、指導方法についての検討など次年度の課題です。どんなことを調べるかで、作品の質が大きく変わるのでテーマをどうするかも大きなポイントになります。

次年度、私たちの会で、公共図書館を会場にして「調べ学習」についての会をもつ方向で検討に入ります。(次回までに)
公共図書館で日常的に行われている、「読み聞かせ」「ブックトーク」と同じように活動が認められ、会をもつことができることを願っています。

「読書ノート」の原稿の検討を各自でお願いします。

12月例会報告 (74回例会) 12月20日(土)鶴舞図書館 第二集会室

 中学生に読んでほしい本 (中学生に薦める55選) の検討
  一応、今回でまとめとするが冊数については流動的にする。

追加作品と書評担当
・一瞬の風になれ(香村T) ・宇宙への秘密の鍵(堀田T) ・穴(近藤さん)
・13歳からの論理ノート(矢野T) ・世界を信ずるためのメソッド(杉戸T)
・君の友だち(登倉T) ・ミカまたはミカ×ミカ(吉田T)
・今昔物語または古事記物語(杉山T)

 先回と同様の字数で書き、矢野先生へ メール、FAXにて(1月上旬まで)

他の候補作品 次回までに各自読んでくる
・その角をまがれば ・縞模様のパジャマの少年 ・かはたれ、またはたそがれ

他に日本の古典作品があれば候補作品としてあげてください。
 参考作品 ・畠中 恵の作品 しゃばけ等  ・東野圭吾の作品 手紙等
・恩田 陸の作品 夜のピクニック等
 削除作品 ・コンチキ号漂流記 ・ナゲキバト ・ナイフ

 次回以降のお知らせ 
1月24日 (土)10:00〜12:30
 調べ学習コンクールの審査  中学校作品 約200点?
 審査について 加藤Tから説明を受け、その後、審査 (時間内に終わらない場合は、午後、女性会館ロビーにて)
 H21年度活動計画

2月15日(日)10:00〜12:30 日曜日ですので注意
 東海子どもの本ネットワークの方々との交流会
 子どもの読書活動や学校図書館の現状について、司書、図書館ボランティア、教員など
 違う立場からの報告をもとに話し合いを持つ予定 

1月例会

  今月の例会は、多治見の「BookGalleryトムの庭」を訪問しました。照明を少し落とした室内には、初版本の外国の絵本や日本の多数の絵本を中心に、店主の月岡弘実さん自ら選ばれた児童書や一般書がさりげなく置かれていました。美術や音楽に関する本が多かった気がしました。児童書は翻訳者についても注意を払い、目にかなったものは絶版になったものも揃えられるそうです。ライトノベルも携帯小説は置いてありません。静かにBGMが流れる落ち着いた雰囲気のなか、そっと本の世界に入れるひとときでした。古い本も今にしっかり対応できる気がしてきました。
 私たちが学校図書館の本を廃棄する際、後世に残したい本は、何とかまとめて保存できる体制が出来ないものかと感じました。また、本は装丁、挿絵、書体、字のポイントなどによってもずいぶん印象が変わることを実感しました。
 なお、「名古屋児童文学評論の会」の冊子「HYORON未満」特集ヤングアダルトの記事をもとに、子どもたちの読書傾向について話し合いをもちました。今年の読書感想文コンクールの読書材や14日に行われた「愛知県の読書推進活動の報告会」も話題としました。


第72回(10月25日)報告

 10月例会は、「ゆめ基金」活動として演劇関係者を招いての読み聞かせのワークショップを開催しました。30名弱の参加者(多くが公共図書館や学校図書館の司書)で夏目漱石の「夢十夜」第一夜を使って会が進みました。多くの方に実演いただき、参加者の皆さんにも好評だったと思います。句読点の扱い方など、演劇の方々はさすがだと感心させられました。初めての体験というかとても新鮮な感覚を得ました。


・「中学生に読んでほしい本 55選」について
削除する本、新しく入れる本の選定作業を進めていく。基本姿勢として、読み継がれてきた本の紹介の必要なことを確認した。読み継がれていく本をどのような基準で選定していくか。文学以外のジャンルをどうしていったらよいか・・・・・など、最終期限は、12月例会(12月20日)とする。

・総合的な学習を意識した朝読書で活用できる「読書ノート」の内容検討。
 モデルプランの提案があり、検討に入った。12月の会で検討予定。

・調べ学習コンクール
 小学生の応募は1点。中学生の部の締め切りは12月20日。会員の所属する学校で無理のないところで応募作品を募りましょう。

 2学期の実践について
・吉田先生より国語科授業の中での『ブックトーク』の実践。
「グループを作り、3時間でワークシートを完成させ発表活動まで行なった。ほとんどの生徒が意欲的に活動できた」という報告。
 
 次回は11月15日(土)多治見の子どもの本の専門店(トムの庭)訪問

次々回の案内 12月20日(土)鶴舞図書館 
 みなさんご予定してください。

2月例会は、他の団体との交流を予定しています。
日時 2月15日(日)10:00〜12:30 鶴舞図書館
 『東海子どもの本ネットワーク』と交流会開催予定。
 

第71回図書館の学校 例会報告


NPO法人登記終了。今後は活動内容の検討が必要となる。

・中学生に薦める本 55選
削除する本、新しく入れる本の選定作業を進めていく。基本姿勢として、読み継がれてきた本の紹介の必要なことを確認した。読み継がれていく本をどのような基準で選定していくか。
文学以外のジャンルをどうしていったらよいか・・・・・など、次回10月25日までに検討してくることとなった。12月例会で書評まで完成させる方向を確認しあった。

・ゆめ基金
編集者を招いてのフォーラムの開催に続いて、演劇関係者を招いての読み聞かせのワークショップを開催する。

 ・調べ学習コンクール
今年度は、広報的な意味で行なうのだが、審査についてはしっかりとした基準が必要であり、学習会をもつことにする。
 応募要項などは、9月中旬に市内の公立学校に配布済みであり、今後は私立学校に配布予定である。 

 ・夏の全国研修会報告
  
全国学校図書館研究会(熊本)
 作家たつみや章の学校図書館にかかわる活動の様子は刺激的であった。私たちの会の参考になるのではないか。その会が作成したブックリストは大変参考となる。

日本子どもの本研究会40周年大会(東京)
司書による公共図書館と学校図書館の連携活動の報告 狛江市
私たちは、学校関係者、司書、書店経営者で成っているが、講演会など会をもつと、公共図書館の関係者、ボランティアの方々が学校関係者より多い。学校関係者の参加者が少ない理由はどこにあるのであろう。学校図書館の活動を何とかしたいと考えている教師は多いはずである。それ以上に図書館の現状を考えているのは公共図書館なのだろうか。全国的な「学校図書館を考える会」のほとんどは、司書が中心である。学校図書館の活動に最も関与している司書教諭の動きが弱いのはどこに原因があるのだろう。わたしたちは原点にたって学校図書館のこれからを考える必要がある。

 次回10月25日(土)女性会館12:00〜学習会 13:30〜ワークショップ 
次々回11月15日(土)児童書書店 多治見市 詳細は後日

第70回例会(7月19日)の報告

参加者10名
討議内容
・8月2日 別府さんを招いてのフォーラムについて 
     参加者35名で終了  会の後 別府さんを囲んで懇親会
・9月例会 推薦図書リストの改訂について
 今年度 ゆめ基金で印刷が可能になる
 従来の55選  読みつがれている本 25冊   最近話題の本 25冊
    60冊  読みつがれてきた本 30冊   読みつがれて行く本 30冊
       は5冊増やす            改訂が必要
       リスト化の準備と書評作成について
       候補図書の検討と書評担当者の決定   9月27日
       この日までに候補図書をあげてくる
       削除する本と加える本 文学以外の本(科学読み物など)の扱い 
・名古屋市調べ学習コンクールについて
 ポスター・応募要項の配布について
      応募要項  市図書館関係  済み
            学校関係    いつ配布するか  交換利用か
            とりあえず 8月25日(月) 教育館での研究大会にて
・赤木かん子レクチャー 調べ学習の進め方  9月14日(日)鶴舞図書館
                       主催 NPO図書館再発見
7月19日(土)例会での配布物から   
調べ学習を支える手段として2つの資料が出された。
1 小・中学生向けパスファインダーの資料   学校図書館,公共図書館担当者の作成
2 なごやレファレンス探検隊の資料       公共図書館担当者作成  
 1については,作成法より何(主題)について作成するかについて検討する必要がある

3 「読書の時間」の指導内容と評価基準(立命館小学校)
  この評価基準の検討が必要
4 各学校での実践報告資料
  山田東中 御幸山中の図書館だより
 山田東中 「全校一斉朝の読書」用の記録 (裏面に推薦図書50選を印刷)

第71回例会案内
日時 9月27日(土)10:00〜12:30
場所 鶴舞図書館 第二研修室

6月例会報告


 今年度の会には、従来にも増して教員以外の公共図書館司書、書店経営者や子どもの読書に関心ある方など幅広く参加いただいています。 6月の会では、今年度から主催実施予定の「調べ学習コンクール」の応募要項など実施にあたっての諸項目の検討を行い、夏休み前の対応が必要なことを確認しました。

 8月2日フォーラム

 児童図書編集者の別府さんは、長年、幼児から中高校生まで幅広く児童図書の編集に携わっていらっしゃる方なので、児童書の現状や変遷などに限らず、ご自身の児童書に対する思いや、学校図書館や公共図書館に対する思いを語ってもらうことになりました。

 上記2点については、逐次連絡を入れます。お気づきのことがありましたら、コンクールは加藤先生、フォーラムは矢野先生に連絡してください。杉戸でも構いません。

 調べ学習

 今年度、御幸山中の選択国語科の授業に加藤先生が参加され、人物調べを通して生き方にせまる学習を10数時間行なわれます。その取り掛かりの授業内容の報告があり、調べようとする人物を理解する上で、百科事典(ポプラディア)の利用は、効果があるが、記載内容に限りがあり、中学生には物足りないため、くすのきネットを通して電子版『ブリタニカ』の利用が有効であるとのことでした。
 この実践は単に、選択教科の学習に留まらず、各教科や総合的な学習の調べ学習の展開例を示すものであり、みなさんの実践の参考になるはずです。

 朝の読書活動記録
 次に、懸案となっていた「朝の読書」の生徒たちの活動記録を、どう残していくかの具体例を吉田先生が報告されました。活動記録と簡単な読書記録の2種類を上手に使い分けされていて、生徒・教師に好評のようです。杉山・矢野のお二人の先生からも同様な報告がありました。

 学級文庫

 吉田先生の作られた学年別学級文庫の内容紹介がありました。類語辞典など大いに参考になりました。また各クラスで1万円ずつ学級文庫の本を図書委員と担任の先生に選んでもらうという方法の報告もありました。教師の読書への関心を高める手段としても有効な方法です。他校での実践報告をお待ちします。

 次回例会テーマ
 学級文庫の選書活動については、学校図書館運営の柱である選書や、生徒への推薦リストの内容とも深い関係があり、多くの方から意見をいただき、来月の主題にすることになりました。

 先の加藤先生の実践では、学校図書館にない資料は、公共図書館の資料を利用しています。この点を受け、学校での調べ学習などの読書活動について、公共図書館はどう見ているかを話題にしていただくことになりました。

 最後に参加者全員で、子どもたちが置かれている読書環境や、さらに広めて子どもを取り巻く現代の社会要因についても話し合いをもつことができました

第70回例会案内 期日    7 月 19日 (土)  10:00〜12:30
場所     鶴舞図書館第2集会室 

5月例会報告

                   
6月例会6月21日(土)7月例会7月19日(土)10時〜 鶴舞図第2集会室で開催します。みなさんの参加をお待ちしています。
5月例会は5月17日(土)に中学校司書教諭、図書館ボランティア、公共図書館司書、書店経営者が集い、今年度の活動をどのように進めていくかを中心に討議した。
今年度私たちの会(名古屋図書館の学校)は、「こども夢基金」の援助をいただき従来にもまして活動の輪を広げたいと考えている。さらにNPO設立を目標にする。
 これからの子どもたちの読書活動を考えていく上で、PISA の学力調査結果を受け、盛んに論じられている読解力不足や学力問題は避けて通れない。それは世界に通用する学力の育成には「読書」が最も必要な要因であるといわれているからである。それも従来の文学中心ではなく多用な読み、主体的な読みが求められている。PISAの読解力とは、「学ぶために読む」ことであり、この調査は義務教育期間にどれだけのことを学んだかをみるのではなく、学んだことを実生活の多くの場面の課題解決にどれだけ活用できるかをみるものだからである。
それを受け、私たちは「調べ学習コンクール」を行なえないだろうかと細部の検討に入っている。特にコンクールの審査基準について議論したが、応募作品内容のレポートの形式で『本文は序論、本論、結論で書かれている』という表記が大きな話題になった。現状ではより噛み砕いた表現の必要があるのではという意見が大勢を占めた。
 そもそも総合的な学習のねらいの一つが『調べ学習』であり、各教科、総合的な学習で試みが行なわれているがまだまだ指導法が確立されていない。図書館情報学が一般的でない日本の義務教育のなかでは空白の領域である。このあたりの研究、実践が急務である。
なお、『伝記を読みレポートを書こう』という生徒向けの簡単な解説ワークシートを、加藤先生が作成されたのでそれぞれの立場で活用して生徒の様子をみることになった。
次に、数年前作成し、一度改訂した中学生に読ませたい本のリスト「中学生の55選」の改訂に向けて、それぞれの立場で本の選定に入った。
関連して、各学校で取り組まれている朝の読書でどんな本が読まれているか、学級文庫にどんな本を置いたら効果的かを論じ、次回に検討することになった。この春、ポプラ社より朝の読書用の新しい出版物が出た。(赤木かん子選定)この内容と、既に採用している学校の利用状況も次回検討予定である。
文科省は教科の時間数を増やした新学習指導要領の中で学力向上を打ち出している。この学力向上には、すべての教科の基礎に読書があることを再認識し、子どもたちの指導を考えなければならない。
そんな意味からも児童書の出版関係者の話を聞く会や交流会が出来ないものかと考えている。

3月例会報告

3月例会では、2月の赤木かん子さんの話を受け、調べ学習についてのより深い継続的な取り組みが必要ということで意見が一致した。かん子さんの授業については、教師とは違う視点での取り組みが展開され、学校図書館には司書が必要であることを確認した。

 司書教諭が発令され数年経過したが、名古屋の多くの中学校では、司書、ボランティアがいない中、司書教諭はあらゆることを手がけなければならない。学校図書館がそれなりに整備されていないと調べ学習はすすまない。ようやく、読書指導や図書館の環境整備から一歩前進し、調べ学習に手がついたところではないだろうか。

 もちろん、市内にも3年間かけ全員に卒業論文を書かせる先進的な取り組みもあるので、各校の実践の参考にしたい。

 学級文庫の内容の検討の必要はないか。多くの学校で、朝の読書との関連で設置が進んでいるが内容についてあまり深く言及されていない。国語や英語の事典や現代用語の基礎知識を文庫本と一緒に置く学校が多い。軽読書が進む生徒たちに薦めたい本を設置し、どのように生徒の読書にかかわれるかは大切なことである。中学生に読んでほしい本との関連も深い。

 次に、最近ブームの絵本。読み聞かせだけでなく、子どもの読書と大きなかかわりが出てきて、たくさんの新刊がある。これをどう選定して、どのように活用していくかも大切なことである。

 学校中で読書活動を展開することになると職員間の連携をいかにしていくか、図書委員会活動をどのように進めたらよいかなど課題は多い。

 幸いなことに私たちの会員の学校図書館は、それぞれがある部分では、最先端をいっているのでその成果を共有していきたいと考えている。

 一昨年から始まった、司書教諭、司書、作家、ボランティア、書店、出版社など、子どもの読書にかかわる多くの人たちとの連携については、より深い関係が必要である。

 上記5つの事柄を中心に年間10回の例会と1〜2回の講演会を予定している。

1月例会報告

1月の例会《1月26日(土)鶴舞図書館 10:00〜》 

話題になったこと
1. 日教組の考えている専任司書教諭とは(日教組から資料を送っていただけました)

考えの基本姿勢は、従来から発令されていた高校の学校司書の色合いが強い。
専任司書教諭と学校司書の併用が基本であり、どう職務分担していくかが課題となる。
そのためにも、義務教育(小中学校)の専任司書教諭の職務内容の研究が急務である。

2. 新しい教育課程での学校図書館の位置付け
  
教育課程がどのように変化しても学校図書館にかかわる指導は普遍である。
全国学校図書館協議会の考えは『学校図書館』2月号に詳しい。
上記中、文科省井上視学官の発言に今後の学校図書館方向性が示されている。

・学校図書館は何のためにあるかの再確認。本だからできること、良い点の追求の必要。

・学校図書館の整備や学校図書館を使った授業の研究は重要であるが、さらに一歩進めた研究が必要な時期がきている。

・国語科においては、教科書を使った授業だけでなく、本そのものを使った授業が必要。教科書は本ではない。本を1冊読みきらないといけないという授業展開がいる。

・読書感想文では、感想文を比べ読む授業が必要。違う意見をもち発表しあうことが大切。

・総合的な学習の大きな問題は、学習課題を作ることを文献調べをしてやっているかどうかである。現状は、課題は教師が与えている。

3. 現在行われている『調べ学習』の問題点について、津賀田中の総合的な時間における調べ学習を検証した。
   
・詳細なテキストに類するものを係りの職員が用意しても教員自身の理解が得られない場合がある。
・教員自身も調べ学習は未体験の場合が多い。
・特にテーマをどのように自分のものにしていくかの指導が難しい。
・クモの巣ワークを生徒たちはこなせない。

この点について、司書の近藤さんからブックトークの活用である程度、指導できるのではないかという発言があった。先進的な学校では、大きな開架式図書館で書架めぐりを行う授業をして生徒たちにテーマを深めていく実践をしている。

4. 東海地区図書館協議会《2月17日 午後 愛知県図書館》での加藤先生の発表内容の検討。

5. 『赤木かん子』さんの講演会《2月23日(土)》について

次回例会は、3月15日(土)10:00〜 鶴舞図書館第2集会室

  平成20年度の例会は5月17日(土)からの予定
  




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