1959
1955年後期以降は、それ以前ほど変化がないので、パーツ毎の記載は省略。
bottom case inside unit
刻印と特徴 刻印と特徴
1955年
後期
フルスタンプが終わり、製造年刻印開始。
・左4右4のドット
・PAT.PEND刻印あり
1953年後期から継続のインサイドユニット
1955年
後期
〜1956年
・左右ドットなし
・PAT.PEND刻印あり
1955年
後期
〜1956年
・左ドットなし右4ドット
・PAT.PEND刻印あり
1956年 ・左3右4のドット
・PAT.PEND刻印あり
・バレルサイズ変更
新旧バレル比較画像
  画像1画像2
1957年 ・左4右4のドット
・PAT.PEND刻印が消える
ボトムケースの刻印と同様に、PAT.PENDの刻印無し/1958年初期まで使われた
1958年 ・左4右4のドット
・PAT.2517191がセンタリングされる
ボトムケースの刻印と同様に、PAT.2517191がセンタリングされる
・上部に注意書き表示が入った
・1958年後半から使われた
・このインサイドユニットの途中からカムスプリングが従来の波状からストレートタイプへ、カムリベットがブラスピンからソリッドタイプへ変更(拡大写真)
これらの変遷はこちら
1959年 ・左3右4のドット

1年毎にドットが1つずつ消える。基本的に右が先に消え翌年は左という順番だが、1956年・1959年・1979年は左が先に消える。
・刻印の向きが垂直方向へ変更
・フリントホィールリベット=中空
・1959年の途中から1963年頃まで使われた(中空タイプa)

・上の中空タイプaと右の中空タイプbの他に、「中空タイプaと微妙に刻印が異なる中空タイプc」や「中空タイプaとbの中間的な刻印特徴を持つ中空タイプd」もある。これらは中空タイプbと同時期に使われたと思われる。

∴PAT番号ありの垂直刻印でフリントホィールリベットが中空のインサイドユニットには4種類の刻印がある。4種類の比較はこちら
1960年 ・左3右3のドット
1961年 ・左3右2のドット
1962年 ・左2右2のドット
・フリントホィールリベット=中空
・中空タイプaと比べ、PAT.2517191Rの文字サイズが小さく、「ZIPPO」のロゴが縦長
・1962年から1963年頃まで使われた(中空タイプb)
1963年 ・左2右1のドット
フリントホィールリベットが、それまでの中空タイプから穴のないソリッドタイプへ変更された。
・1963年から1967年前期まで使われた。

・中空タイプaから移行した
ソリッドタイプa」の他に、左の中空タイプbから移行した「ソリッドタイプb」、中空タイプcから移行した「ソリッドタイプc」、PAT番号の文字間隔が狭い「ソリッドタイプe」がある。

∴PAT番号ありの垂直刻印でフリントホィールリベットがソリッドタイプのインサイドユニットには4種類の刻印がある。4種類の比較はこちら
1964年 ・左1右1のドット
1965年 ・左1右0のドット
【トピックス】
1966年〜1967年には
通称“赤フェルト”と呼ばれるオイル止めが使われているものもある。
一般的な赤フェルト
ちょっと変わった赤フェルト(ベトナムZIPPO)
1966年 ・製造年を表すマークが、ドットから縦線へ変更
・左4右4の縦線
1967年
前期
・左4右3の縦線
1967年
後期


・左4右3の縦線
・1967年7月でパテントが切れたため、8月からPAT.2517191の刻印が消える
・稀に1966年刻印で且つPAT.2517191のないものがある(写真下)。これは1967年中期製と思われる。これに関する考察はこちら

・ボトムケースの刻印同様、PAT.2517191が消える。それ以外の特徴はソリッドタイプaと同じ。
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